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新世代!

"スポーツの醍醐味"っていうものを、はっきりと観た気がしましたね・・・この1戦で。


正直、この3戦では2勝1敗でいくかと思ってたけど・・・。

どの試合でも、"日替わりヒーロー(ヒロイン)"が出てきます。それを見抜くのも監督の手腕なんでしょうね。

何より、真鍋監督の掲げる"脱・根性!"は、自分は拍手を送りたいですね。
もう、そんな古い時代ではないし、そもそも根性なんて普通に持っていなければこんな大舞台ではできないはずです。


話をRussia戦に戻して—。


スタートからRussiaはあまり良い感じではなかったですね。

戦略としては各国共通で、セッター竹下選手のブロックの上から攻撃するという、ある意味、ここ何年か絶対的な戦略だと思います。
でも、それは今の全日本では、竹下選手がポイントでもあり、ウィークポイントでもあります。


それをどうディフェンスしていくのか・・・これを特に気にして観てたんですけどね。

しかし、それ以前に、Russiaのセッターのレフトへのトスがしっかりと伸びていなかったですね・・・必要以上に離れるし。アタッカー陣はストレスが溜まってしまう感じでしたね。
トスが安定していない関係で、クロスへのアタックは、だんだん決めきれなくなってましたからね。
しっかりとトスさえ伸びれば、アタッカーの打つ角度は自然と広がりますから、ブロッカーとしては的を絞りにくくなりますね・・・高さのあるRussiaにとっては特に。

それと、竹下選手のトスアップの形を分析したら、Russiaはもっと有効にポイントを奪えたようにも思えます。


それにしても、日本は集中力も持続し、よく頑張ったと思います。

やっぱり自分はセッターに目がいってしまいますが、今の日本は速さを追求しているようですが、自分はもう1つ大事な点があると思っています。

それは・・・、


"トスとネットとの距離"・・・。


このWGに限らず、海外のチームと日本との大きな違いでもあるんですけど、海外のチームはブロックを思いっきり前に出してくるので、ネットに近いトスではまず打ち切れません。
それをトスをネットから1mほど離すことで、アタッカーが打つコースは絶対に広がります。ブロックされる回数も減るはずです。

1セット目の最後、荒木選手のブロックされてしまったとクイックのトスも観るとわかりやすいと思います。
速さもたしかに大事なんだけど、それと同じぐらいにネットとの距離は大事なポイントです。


そしてもう1つ。


ネットからトスを離すことで、アタッカーは思い切って振り切れる!


これは大きなポイントで、今自分が教えるバレーでは必ず言うことです。
振り切るアタックと、コース打ちするために手首だけで打つアタックとでは、スピードは確実に変わります。
それができることによって、多少トスが崩れた場合でも対処できるようになります。


そして、こういう言葉もあります。


自分が打ちにくいボールっていうのは、じつは相手も止めづらい・・・。

打ちやすいボールは、相手も止めやすいし守りやすい・・・。


TVの実況では、「このトスは離れてて打ちにくい!」って言うけど、じつはそれ以上に守りにくいんです・・・。
むしろ、海外の選手はネットから必ずトスは離すので、それが普通なんですよね。
Franceでもほとんど離してましたし、近かったりしたら文句言われましたから・・・(苦笑)


Russia戦は狩野選手の活躍に尽きるでしょうね・・・。

日本ラウンドの3試合で、ようやく出番がきて・・・ムードを自然と出せる存在なだけに、今後も大事に育ててほしいものですね。
雰囲気だけではなく、バレーセンスは、自分から見る限り、木村選手に劣らない、もしくはそれ以上のセンスがあると思います。
何より振り切れるアタックは観てて気持ちがいいですしね!


木村選手がコケなくなったのも成長(?)ですね。


今のチームには新世代の若い選手が多いですね。
彼女らの活躍は、今後ホントに楽しみです!


・・・あとは大きなセッターが早く育ってくれることですね(苦笑)